毎年ニュースになる、海に漂流する人の話。離岸流とは? 2024.09.242022.12.18 離岸流(カレント)を知らずに海に入ると、沖に流され、漂流するってご存じでしたか?なので、離岸流を知らずに海に入るのは非常に危険なんです。毎年海の事故が起きます。 この記事では、離岸流についての知識を深めます。離岸流の見極め方や対処方。また、うまく利用する活用術まで紹介していきます。 目次 離岸流(カレント)とは?離岸流の見分け方離岸流の活用術 離岸流(カレント)とは? 岸に打ち寄せた波が沖へと帰っていく流れの事を離岸流といいます。海には沖に向かって流れる流れがあるという事です。 この流れに捕まると気付いたらどんどん沖に流されているって事になりかねません。漂流したり、事故にも繋がります。 特に、テトラポットの近くや海が荒れ、波が大きい日には沖に向かう流れが強くなります。 泳げる人でも自然の力には勝てませんので、離岸流を見極める力を付けておきましょう。 離岸流の見分け方 沖に向かう流れの危険性が理解できても見極めれないと危険は残ります。今回は風がない日のわかりやすい写真を準備しました。こちらの写真を使って離岸流を見極める力を付け、危険を回避できるようになりましょう。 写真では離岸流の部分に赤丸を付けています。見た目の特徴としては、・海面がしわしわしている。・波が割れにくい。この2点があります。 離岸流は流れが速く、周りと比べ深くなっている事が多いです。なので、海面がしわしわしたり、波が割れにくかったりするんですね。 この離岸流の位置は地形によって変化するため、毎回確認が必要です。また、風が強いと、水面全体が荒れ、見た目がわかりにくくなります。そんな時はいつも以上に注意しないと漂流しかねません。 ではもし、離岸流で沖に流されてしまったら? ここで、離岸流で沖に流された場合の対処方をお教えします。 実は、沖に流されたと思ってまっすぐ岸に向かって進んでも流れに負けて進まないんです。なので、流れに逆らうのは体力もなくなるのでダメなんですね。 ではどうしたらいい? 万が一、離岸流で沖に流されたら、岸に向かって泳ぐのではなく、岸と並行に、横に向かって泳ぎまず離岸流から脱出して下さい。脱出後に、岸に向かって泳ぎます。 これを知らないと大変な目に合う事があります。海に入る前に潮の流れを要チェックしてから、サーフィンを楽しみましょうね。 離岸流の活用術 離岸流の危険さは確認できました?では、危険だと知った上でちょっと利用してみましょう。 今までに何人かの友達から『サーフィンをしたい』と言われて一緒に連れて行った事があります。その時よく言われることが『見た目以上に疲れる』↑結構みんな言いました。何が疲れるのかというと沖に出るのが疲れると。 沖からは波が来るのでうまく波をかわさないと全然沖に出れないで体力だけ消耗するんですね。そこで、なるべく楽するために離岸流の流れを活用してみましょう。 離岸流は沖に向かう流れで波が割れにくい。という事は離岸流を通って沖へ出れば楽ではないか?先程と同じ写真です。赤矢印で沖へ出て、黄色矢印で波に乗ってくる!これが楽ができる離岸流の活用術になります。 この方法は離岸流の危険を知り、しっかり見分けないとできません。ですが、特徴や危険を把握し活用できれば沖に出るのが楽になります。 注意・テトラポットや障害物近くの離岸流を通るのは危険です。・ポイントによっては、流れが速い危険な離岸流もあります。 以上 危険を理解し楽しいサーフィンライフを送っていきましょう。